2010年9月26日日曜日

Kindle用の自炊PDF

文庫本の小説の自炊データ、前に作ったのを入れたらイマイチだった。たぶん画像の縮小表示のアルゴリズムがあまり頑張って無いのが大きな理由。事前にKindle向けに最適化した画像でPDFを作った方が良さげなのでやってみる。

PDFの表示エリアを調べる。まず物差しで計って大体のアタリをつける。キリの良いとこで縦728pixel。ピクセル単位の市松模様の画像を作って表示させてみるとモアレが7本。縦735pixelにしたら綺麗に出た。

横はとりあえず比率で508pixelにしとく。実際の表示幅はもう少し広そう。今度気が向いた時に調査してみる。

文庫本のスキャン画像から文字領域をcrop。右ページと左ページで領域の位置が異なるが、面倒なので両方同じ少し広めの範囲を指定。後で気付いたが、一部のページは印刷が少し上に寄ってたようで、文字の上端が微妙に切れてた。

crop結果を728x508に縮小。比率が合ってないようで横に少し太る。

変換に使ったPaintShopの一括変換のバグっぽい挙動で無駄に手間取る。

これをPDF化してKindleに転送。字は前より読みやすいが、コントラストが悪くて見辛い。スキャンで紙の色を拾ってるのと、E-Inkの白が灰色なのと。

輝度の上下を切り捨てて紙(背景)部分を真っ白に、コントラストを上げて作り直し。結構良くなった。表示でdarkerを指定するとさらに良い。

逆に、良い感じに読めるようにするためにはここまでしないと駄目っぽい。バッチ処理化できればそんなに大変でも無さげだが、ひと手間ふた手間多くなるのは事実。

意外だったのは、表紙や目次がかえって汚くなったこと。どうやら表示するものがある範囲を自動で判別して拡大表示してるらしく、紙の色を消したら正しく表示すべき文字類の場所を認識して拡大して、それが見た目的に裏目に出てるらしい。

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